ベルトの保管

• 直射日光の当たらない湿度の低い場所で保管してください。
• 油や蒸気がかからないようにしてください。
• ベルトは直接地面、あるいは床の上に置くことを避け、棚あるいは壁に掛けて保管してください。
• ベルトに曲りグセがつきますので積み重ねたり、きつく折り曲げた状態での保管は避けてください。

ベルトの取り付け1

• ベルトまたはプーリを取り付ける場合や、保守点検の時には必ず電源を切り機会の安全停止状態を確認したうえで行なってください。（保守点検やベルトの取り付け、取り外しは手袋などの安全保護具着装で行なってください。）
• ベルトの取り付けは無理なこじ入れをせずモータースライドを利用し、軸間距離をゆるめて余裕をもって取り付けてください。テンションプーリー使用のものは、あらかじめゆるめてください。
• ベルトをはめ込む時、ベルトやプーリに油が付着しないように注意してください。
• ベルトの張り調整を行なってください。
• ベルトは定期点検を行い、張力管理を行うと共にベルト外観検査を行い、故障が寿命判定基準に達している場合は、必ず交換してください。多本掛けの場合は全て同時に交換してください。



• プーリアライメントのチェックを行なってくだあい。プーリのアライメントが悪いとベルト寿命が短くなることがあります。
• ベルト取り替え時、プーリの摩耗、サビ等が発生していないか注意してください。早期破損の原因となります。
• Vベルトは、たすき掛けでの使用は絶対にしないでください。
• 多本掛けの場合、プーリの溝寸法が均一に仕上がっているか確認してください。
  使用中のプーリについては、プーリ溝の摩耗がないかチェックしてください。
• 多本掛けの場合、新しいベルトと古いベルトとの併用は避けてください。

ベルトの取り付け2

• ベルト走行時は、ベルトの安全カバーを必ず設置してください。
  ただし、完全密閉すると防熱を妨げ、ベルトの耐久性が減りますので、通風をよくしてください。
  また、安全カバーの強度、環境温度による変形についても検討しておく必要があります。
• ベルト及びプーリには、いずれもベルトワックスの塗布は不要です。
  また、ベルトに水、油、その他化学薬品などがかからないように注意してください。